さて、いよいよ試乗です。
まずはメカニカの内城様にハードなチューニングマシンで先導いただきつつ、 スパイシーマンがライトチューンのマシンに乗車します。
2ストロークの甲高いエンジン音を轟かせて旅立ちます。
炎天下、しばし待っていると戻ってきました。
スパイシーマンにインプレを聞いてみたのですが、「......。」 返事がかえってきません。感無量のようです。
そして、ついに私の番です。スパイシーマンの先導で三田の町に繰り出します。 以下、動画でお楽しみ下さい。
伝わりますかね??この気持ちよさ。
乗ってみて感じたこと。 ポイントをかいつまむと以下のとおりです。
■ カート同様、地面がとても近いので、実際に出しているスピードと比べて1.5倍くらい速く感じます。まさに「スピード感」です。スピード「感」が心地よい
そして、2ストロークのエンジンは、気持よく吹けあがります。前がクリアになった時の気持ちよさったらないです。
■ コースで乗るカートはかなり動きがクイック。 しかし「X-Kart」はカートと比べて、ステアリング~フロントタイヤの動きがほどよくダルなので、安定感を感じました。(内城様によると、安全性を高めるために狙った味付けだそうです)思ったよりも全然安定している
レンタルカートは操作を間違うとすぐにスピンするため、X-Kartで公道を走るにあたっては、この安定感は非常に安心できて良いなぁと感じました。もちろん、操作次第でクイックに車線変更することも可能です。
■ カート同様、サスがない分、振動はあります。が、不快になるほどのものではなく、むしろ路面をタイヤが蹴ってる様子がダイレクトに感じられます。この感覚は、車というよりも、バイクに近いです。路面をダイレクトに感じる
~で、おいくら万円ですの?~
気になるお値段ですが、キットのみで40万円弱。組み立て工賃込みでも40万強です。
乗ってみた感じはものすんごく楽しいのですが、 耐久性はどうなのよと思ったので、そのあたりを聞いてみました。
販売店の内城さんはハードチューンの車両で北海道を旅行してきたそうで、 2,200kmの行程を大きなトラブルなく、なんなく走りきったそうです。(しかもうち1,600kmは雨!)
「X-Kart」は、シャーシ自体はドイツの設計、台湾の製造、エンジンや駆動系はヤマハ(JOGおよびBw's)だそうです。 電装やエンジン&駆動系については信頼の日本製ですし、パーツの供給は潤沢です。
シャーシについてもこれまで(5年以上)問題は起きていないそう。 というのは、元々海外では170ccのエンジンを積んでいるとのことで、道交法的に日本では50ccなので、強度には余裕があるんでしょうね。
サスペンションのない設計ゆえ、振動でのボルトの緩みなどはあるらしく、そのあたりはユーザの皆さんにも気を使って欲しい(点検&増し締めなど)とのこと。
~試乗を終えて~
クローズドなコースのみを走れるはずのカートが、公道を走るとどうなっちゃうわけ!?と思って取材/試乗させていただいた「X-Kart」。
普段、車やバイクで走る公道を、あのカートさながらの乗り物「X-Kart」で走る爽快感は独特なものがありました。めちゃめちゃ楽しい乗り物でしたので、皆さんもぜひ!乗ったら欲しくなること請け合いですよ!
ちなみに、スパイシーマンと私で道に迷って、試乗時間が大幅に伸びたのは内緒です......。
「X-Kart」に関するお問い合せはこちらまで! X-Kart ㈱メカニカ http://www.x-kart.com/