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2014年86

公道を走れるカート「X-Kart」で三田を爆走した話(後編)

さて、いよいよ試乗です。

まずはメカニカの内城様にハードなチューニングマシンで先導いただきつつ、 スパイシーマンがライトチューンのマシンに乗車します。

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2ストロークの甲高いエンジン音を轟かせて旅立ちます。

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炎天下、しばし待っていると戻ってきました。

スパイシーマンにインプレを聞いてみたのですが、「......。」 返事がかえってきません。感無量のようです。

そして、ついに私の番です。スパイシーマンの先導で三田の町に繰り出します。 以下、動画でお楽しみ下さい。

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伝わりますかね??この気持ちよさ。

乗ってみて感じたこと。 ポイントをかいつまむと以下のとおりです。

■ カート同様、地面がとても近いので、実際に出しているスピードと比べて1.5倍くらい速く感じます。まさに「スピード感」です。スピード「感」が心地よい

そして、2ストロークのエンジンは、気持よく吹けあがります。前がクリアになった時の気持ちよさったらないです。

■ コースで乗るカートはかなり動きがクイック。 しかし「X-Kart」はカートと比べて、ステアリング~フロントタイヤの動きがほどよくダルなので、安定感を感じました。(内城様によると、安全性を高めるために狙った味付けだそうです)思ったよりも全然安定している

レンタルカートは操作を間違うとすぐにスピンするため、X-Kartで公道を走るにあたっては、この安定感は非常に安心できて良いなぁと感じました。もちろん、操作次第でクイックに車線変更することも可能です。

■ カート同様、サスがない分、振動はあります。が、不快になるほどのものではなく、むしろ路面をタイヤが蹴ってる様子がダイレクトに感じられます。この感覚は、車というよりも、バイクに近いです。路面をダイレクトに感じる

~で、おいくら万円ですの?~

気になるお値段ですが、キットのみで40万円弱。組み立て工賃込みでも40万強です。

乗ってみた感じはものすんごく楽しいのですが、 耐久性はどうなのよと思ったので、そのあたりを聞いてみました。

販売店の内城さんはハードチューンの車両で北海道を旅行してきたそうで、 2,200kmの行程を大きなトラブルなく、なんなく走りきったそうです。(しかもうち1,600kmは雨!)

「X-Kart」は、シャーシ自体はドイツの設計、台湾の製造、エンジンや駆動系はヤマハ(JOGおよびBw's)だそうです。 電装やエンジン&駆動系については信頼の日本製ですし、パーツの供給は潤沢です。

シャーシについてもこれまで(5年以上)問題は起きていないそう。 というのは、元々海外では170ccのエンジンを積んでいるとのことで、道交法的に日本では50ccなので、強度には余裕があるんでしょうね。

サスペンションのない設計ゆえ、振動でのボルトの緩みなどはあるらしく、そのあたりはユーザの皆さんにも気を使って欲しい(点検&増し締めなど)とのこと。

~試乗を終えて~

クローズドなコースのみを走れるはずのカートが、公道を走るとどうなっちゃうわけ!?と思って取材/試乗させていただいた「X-Kart」。

普段、車やバイクで走る公道を、あのカートさながらの乗り物「X-Kart」で走る爽快感は独特なものがありました。めちゃめちゃ楽しい乗り物でしたので、皆さんもぜひ!乗ったら欲しくなること請け合いですよ!

ちなみに、スパイシーマンと私で道に迷って、試乗時間が大幅に伸びたのは内緒です......。

「X-Kart」に関するお問い合せはこちらまで! X-Kart ㈱メカニカ http://www.x-kart.com/